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監督・脚本:平山秀幸
1950年9月18日生まれ、福岡県北九州市出身。日本大学芸術学部放送学科卒業。『マリアの胃袋』(90)で監督デビュー。 『ザ・中学教師』(92)で日本映画監督協会新人賞を受賞。『学校の怪談』シリーズが大ヒットし、『愛を乞うひと』(98)でモントリオール世界映画祭国際批評家連盟賞、日本アカデミー賞最優秀監督賞始め数々の賞を獲得。その他、『ターン』(01)、毎日映画コンクール監督賞などを受賞した『笑う蛙』(02)、『魔界転生』(03)、『レディ・ジョーカー』(04)、『しゃべれども しゃべれども』(07)、『必死剣 鳥刺し』(10)、『太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-』(11)『エヴェレスト 神々の山嶺』(16)などがある。
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初めて原作を読んだとき、秀丸の“自己犠牲”に圧倒されました。
自分自身もどん底で苦しいのに、他人の痛みを思いやる…なんとか、映画にできないものかと、脚本を書き始めました。映画が実現するまでに11年かかりました。
その間にも、自分の荷物を抱えきれず、心の病にかかる人が確実に増えてきている気がします。
笑福亭鶴瓶さんの秀丸、綾野剛さんのチュウさん、小松菜奈さんの由紀…絶妙なアンサンブルのキャスティングでクランクインすることができました。
今回、初めて自分で脚本を書きましたが、もちろん脚本通りに撮影が進むこともあれば、はみ出してしまうこともあります。脚本家と監督のベクトルのせめぎ合いを味わうことができました。